Advanced/W-ZERO3[es]内覧会

iwa2007-06-15

WindowsケータイFAN主催の体験コーナーにおじゃましています。全部でテスト機が10台あります。かなり混み合って順番待ちしています。
写真は渡された資料のうちのひとつ、「もっと知りたい!Q&AでわかるウィルコムAdvanced/W-ZERO3[es](WS011SH) -作成途中版-」です。長っ



[6/16 0:00追記]
さあ、まとめてみます。他のサイトとは違った内容が書けると嬉しいです。内容はちょこちょこ編集して加えていきます。文章が乱れているのでうまく直します。

※今回はテスト機(確かバージョン表示は v0.44?)なので、本物はもっと機能強化/安定性UPが図られているので、あまり叩かないでねとのことでした。

会場について

ブロガーとしての参加登録者は100名だそうですが、実際何人いたのかは数えていませんでした。とりあえずいっぱいいました。実際のテスト機は10台。最初に10分間いじれて、終わりに3分間ほどいじるチャンスがありました。microSD持参でマイアプリを入れて試してくださいとのことでしたが、私は持っていませんでした。インターネット/無線LAN接続ができる環境でした。

本体について

本体は小さいし、縦にしてもったときの感じは普通のケータイサイズといえるほど。ウィルコムの方は「今回のはぜひともカバンの中ではなく、ポケットに入れてみてください!」とのこと。液晶がでかいから割れちゃったらどうするんですかとは言えませんでした(^^;
スタイラスは本当にありませんでした。スタイラスとして使えるストラップが付いているテスト機もあれば、何も付いていないテスト機もあったり。何もついていないと指タップなわけですが、サイドスクロールバーの幅が最初から狭い設定になっていたので、少々手こずりました。そこでXcrawlの出番でしょうか。Xcrawlについては、シャープの方より「円の外周は反応が鈍いので、内円の中心をまわすようにするとスムースに動きます」とのこと。私は話を聞く前にiPodのイメージで外周ばっかりいじっていたので、iPodほど反応が良くないなと思ってしまいました。
縦横切り替えは前より気持ちスムーズになったと思います。一通りの動作で、特にフリーズもせず、不安定になることもありませんでした。処理を待たされすぎるということもなかったので、CPU性能とメモリ倍増の恩恵は十分受けているように感じました。逆に言えばWindows Mobile 6.0になったからスピードが落ちたということはなさそうです。一安心。

キーボードについて

キー間隔がないので文章を打つときに少し戸惑いました、これはいつもW-ZERO3を使ってることもあると思います。ボタンが大きいこともあり、クリック感はしっかりしてます。このあたりはシャープの方もかなりこだわったとのことで、出来に自信があるそうです。キーボードについては「キートップの波型形状と本体の曲面処理による手のひらと指先で感じる心地よさ」というアピールをしていました。会場でもキーボードの評判は上々でした。
キーボード上の数字キーがないことに若干違和感を感じました。テンキーで代用するのでしょうが、キーボードを出して横にしたままだとテンキー配置が90度違いますが、そのために持ち直すのは何なのでそのまま打ってました。このテンキーですが、キーボードを開いた状態だと直接数字入力(そのまま変換されずに直に数字が入力される)になります。このあたりの配慮が嬉しいです。
ソフトキー用のメニュー表示がされているので、思わずソフトキーを探してしまいました。ソフトキーをなくした理由を聞いた答えが、「なくしてごめんなさい(シャープ担当より)」だそうです(^^; 唯一残っている[Win]キー、[OK]キーをソフトキーとしても利用するという設定でソフトキーとしての役割を果たせるようです。何より小型化を達成するためにボタンを最小限にする必要があったという話でした。
他には、[Fn]キーがかなり進化しており、これでもかとキーボードに割り当てられています。

  • バックライト照度
    [Fn] + [Space] に割り当てられています。輝度が一段階ずつ上がり、最大になった次はバックライトOFF(最小)になります。
  • 無線LANのON/OFF
    [Fn] + [OK] に割り当てられています。W-SIMのON/OFF設定も同じ画面でできたと思います。
  • 前からあったものとしては、ボリューム小さく/大きく、フォントサイズを小さく/大きく、あとはFnを組み合わせたテンキー入力などは健在です。


今キーボードを見てみると、[Fn] + [←] や [Fn] + [→] に謎の表示がありますね。どんな機能なのか確認していませんでした。

ブラウザ

OperaIEの起動が気持ち早くなった気がします。インターネットはW-OAM対応のおかげか、ダウンロード速度も上々でした。
Operaは新しいバージョンが搭載されています。PDFファイルの閲覧のように、グラブ&スクロール(ドラッグして画面移動)する機能が追加されています。横スクロールが必要なサイズのサイト表示に役立ちそうです。さらに、ダウンロード時に回線DLスピードと時間が表示されるようになりました。これは結構嬉しい変更。
IEは高解像度に対応しました。初代W-ZERO3IEではイメージ表示を縦横4倍に拡大して表示していたのですが、IEの設定項目で「高解像度対応」をONにすると拡大せずに表示してくれるようになったそうです。

カメラ

カメラ性能は[es]と一緒。しかし、撮影シーン設定が可能となっています。

名刺リーダ

実は[es]で大人気だったらしい名刺リーダ機能。もともと認識率が良かったそうなのですが、さらに認識率をアップさせたそうです。その秘訣は、難しい漢字(人名)は、メールアドレスの名前部分から抽出して解析するそうです。これは基本的に人名をアルファベットにしたものがメールアドレスになるという考えの下に組み込まれた機能だそうで、読み仮名が複数ある場合の判断としても効果は大きいそうです。なかなかインテリジェントですね。

USB/Bluetooth

USBホスト機能対応。USBクライアント機能には、PCから給電を受ける機能も搭載しています。USB給電タブ(設定)のチェックがあり、デフォルトはOFFとなっている。アドエスでは500mA引いている(初代は100mAだったという話は今だから話せる話みたいでした)。ただし、給電にはモデルドライバかActiveSync(デバイスセンター)をインストールする必要があります。さらに、完全に空の状態だとネゴシエーションできず、電源ONの状態で供給を受けるため、充電でなく給電という表記になるそうです。でも、できなかったことができるようになったことは素直に嬉しいですね。
Bluetoothはオプション。Bluetooth経由でアドエスをモデムとしてPC接続を行えるかとの質問に対しては、「DUPプロファイルには対応させる仕様になっているが、ドロップアウトしたらごめんなさい(ウィルコムの方より)」とのことです。とりあえず鋭意開発中だそうです。

ATOK

パスワードを覚えてしまうという点を、ダイレクトに英数入力できる直接入力モードへ切り替えることで対応しています。半角/全角モードの切り替えが一発で行えるようになったようで英数モード/かな入力モードの変更の手間が減らせたようです。

[es]からの変更点

  • 通話中着信対応(通話中に着信/Eメールなどあった場合、アラート表示)
  • 発着信履歴表示機能
  • W-ZERO3メールが絵文字対応に(ウィルコム同士)、SSL対応でGmailにも対応
  • リモートロック対応
    リモートでロックとか消去とかできるようです。ロックされた状態でパスワードを5回間違えるとデータを消去するなどの機能が搭載されています。

その他

  • 6カ月〜10カ月のウィルコムストア代金は 45000円前後 とのこと。
  • 赤外線通信
    赤外線通信でアドレス交換ができるようです。個人的には購買意欲がさらに上昇する、嬉しい機能です。ついに他社ケータイ電話と電話帳交換ができるわけです。さらに、写真データはIrSS送信で転送できるため、IrSS対応のプリンタやAQUOSでもお試しくださいとのこと。
  • Windows Media Playerでの全画面表示
    解像度が低い画像も拡大して表示してくれるそうです。このあたりはTCPMPで実現できていたので、やっとこさ対応といった感じでしょうか。
  • モバイルリモートデスクトップ
    リモートデスクトップが標準搭載のようです。実際は試せていません。
  • DicLand搭載
    4種類の電子辞書(DicLand)はワイドVGA対応で英和、和英、国語、英文ビジネスレター事典。今回のテスト機の注意として「初期化時はDicLandとNAVITIMEが消えちゃうから初期化時にはスタッフに連絡してください」と言われました。これは何を意味するのでしょうか。

Oyajin Appdを入れてみました

OperaからOyajin AppdのCABファイルをダウンロードし、ファイルエクスプローラでCABインストールしました。無事に成功し、画面サイズもちゃんとワイドVGA対応されていることを確認しました。アドエスでもちゃんと使えそうで何よりです。今回のWindows Mobile 6.0では、CABインストール時に「古いバージョンのPocket PCだから互換が保てないかもよ」という注意がありませんでした。互換が100%保たれているという自信の表れでしょうか(^^;

アドエス開発者集合写真

左から順に「Microsoftの方、シャープの方、ウィルコムの方×2名」

最後に個人的にウィルコムの方に質問してみました

「サポートコインサービスでアドエスは買えないんですか?初代W-ZERO3でも買えなかったんですが」
「ごめんなさい、同じく買えないんですよ」
「でも、割賦制で払うとコインがもらえるみたいな話がありましたよね」
「割賦制のコインの話は社内でどうしようか色々話し合われてるんです、まだ変更があるかもしれないです」
「私のような1機種しか使っていない人のためにコインを有効活用できるようにしてくれたら嬉しいです」
「サポートコインサービスについて今後要検討ということで今度社内で提案してみますね」
今回は割賦制で買ってしまう可能性が高い私は、溜まり続けるサポートコインの使い道に迷ってしまいそうです。アドエスの修理代として使われるが有力ですが、そんなことを考えたくありません(^^;

精一杯、勢い良く書いてみました。レポートなどは書いたことがあまりなかったため、文意が伝わらなかったら聞いてください。会場の様子やXcrawlの動画、パワーポイントの発表内容、渡された資料(アドエスカタログ、Q&A集、クリアファイル)についてはまた今度にします。