キャリア・エージング

NTT DoCoMoは最大50%の長期割引で囲い込みをかけていますが、WILLCOMはこれに反するように長期割引という恩恵がなくなりつつあります。WILLCOM同士の通話が無料になる「ウィルコム定額プラン」や12月1日からスタートする「マルチパック」などは長期割引とA&B割が効かずに年間契約必須というプランです。最初から明朗会計な割安感を前面に出すことにより、新規ユーザーの獲得に貢献しています。事実、先月の関東甲信越地方のWILLCOM新規契約者数がDoCoMoを上回るという、絶対的な人数の母数を考えるとまさに大躍進です。


長期割引は3年までしか下がらないことやA&B割が有効にならないプランの増加など、長い間使ってきたユーザーにはメリットが薄いことになりそうです。W-ZERO3修理アシストサービスには対応しないそうです。機種変更には使えますが、せっかく溜めたコイン(ポイント)でサービスを受けることができないのはちょっと厳しくなってきたと率直に感じます。キャリアはブランドです。多くの人に愛されてなんぼなので、プランの方向性が長期ユーザーにも還元される形で反映させてもらいたいものです。